論文

査読有り
2013年12月

漂白材の過酸化水素濃度が漂白エナメル質へのレジンの接着強さに及ぼす影響

接着歯学
  • 河合 利浩
  • ,
  • 間所 ゆかり
  • ,
  • 長塚 由香
  • ,
  • 岸本 崇史
  • ,
  • 大下 尚克
  • ,
  • 冨士谷 盛興
  • ,
  • 千田 彰

31
4
開始ページ
191
終了ページ
198
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本接着歯学会

漂白材の過酸化水素(H2O2)濃度が漂白されたエナメル質へのレジン接着に及ぼす影響を検討するために、ヒト抜去エナメル質平坦面を、3.5%H2O2(Pyrenees:P)、22.5%H2O2(TiON In Office:T)、または35%H2O2(Hi Lite:H)含有漂白材で各々漂白し、直ちにレジンを填塞した場合、あるいは37℃生理食塩水中に1、3、7、14日間保管後レジンを填塞した場合の接着強さを測定した。なお、非漂白群をCとした。Pの接着強さはいずれの期間においてもCと差異はなく、TとHは直後ではC、Pよりも有意に低かったが、T、H間に差異はなかった。漂白後1日以上経過すると、P、T、HいずれもCとほぼ同等の接着強さを示した。漂白直後のT、Hでは界面破壊が多く、他は混合破壊がほとんどであった。これらのことから、エナメル質漂白直後のレジン接着は、H2O2の濃度が高いと低下するが、時間の経過による接着性の回復程度は濃度に関係なく差異はなかった。従って、漂白したエナメル質におけるレジン修復は、漂白後少なくとも1日以上経過してから行うことが望ましいと考えられる。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0913-1655
  • 医中誌Web ID : 2014087570

エクスポート
BibTeX RIS