MISC

2009年5月

TODGA($N,N,N',N'$-テトラオクチルジグリコールアミド)を用いるアクチノイド元素一括分離法の研究開発(受託研究)

JAEA-Research 2009-005
  • 佐々木 祐二
  • ,
  • 須郷 由美
  • ,
  • 鈴木 伸一
  • ,
  • 北辻 章浩
  • ,
  • 木村 貴海

開始ページ
24
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-research-2009-005

使用済燃料の革新的再処理プロセス(ARTIST)の化学分離ステップの一つとして、TODGAを用いてTRUを分離する条件を検討した。TODGAは3価及び4価のアクチノイドに強い親和性を持っておりPu(IV), Am(III), Cm(III)とランタノイドは硝酸溶液から効率的に抽出できる。NpとPuの原子価はアスコルビン酸を使って定量的にNp(IV), Pu(III)に還元でき、還元後はTODGAにより抽出できる。TRUの抽出後、有機相からの適切な逆抽出の条件を検討した。テトラメチルジグリコールアミド(TMDGA)はアクチノイドと水相で高い親和性を持つ。Np(IV), Pu(IV), Am(III)はTMDGAを溶解した0.2M HNO$_{3}$溶液で容易に逆抽出できることを確認した。以上の条件を用いて得られた分配比を使って、TRUとSrについての化学分離フローシートを作成した。TRUとSrの最適な分離条件を探り、水相,有機相の流速,ミキサセトラ抽出段数を決定した。これらの情報よりフローシート上の各分離段での金属濃度を計算し、分離後の各フラクションの金属酸化物量,発熱量,放射能量を求め、本抽出プロセスの有効性を議論した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-research-2009-005
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5018433
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-research-2009-005

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