基本情報

所属
東京大学 大学院人文社会系研究科附属次世代人文学開発センター 特任研究員
学位
博士(2021年3月 東京大学)

連絡先
matsui.t.m.takaakigmail.com
研究者番号
61006037
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0002-0526-2144
J-GLOBAL ID
201701011975499432
researchmap会員ID
B000283501

外部リンク

(1) 言語哲学、(2) 哲学の方法論(メタ哲学)、(3) 社会存在論、(4) 英語圏およびドイツ語圏の20世紀哲学史などを中心に研究を行っています。

各領域における研究の概要については以下のとおりです。

1. 言語哲学

  • 語の意味や概念の内容はどのように定まり、どのように変化するのかという問題に特に関心があります。概念工学の実装問題に取り組んだ論文 "Local Conceptual Engineering in a Linguistic Subgroup and the Implementation Problem" では、新規概念の実装プロセスと侮蔑語の奪還プロセスの類似性に着目し、実装プロセスを5つの段階に区別することを提案するとともに、新規概念が社会全体に普及することは概念工学の実装にとって必要ではなく、ローカルな実装でも十分な場合があると論じました。

2. 哲学の方法論(メタ哲学)

  • アプリオリな知識や分析的真理(意味による真理)の可能性、概念の評価や改訂をめぐる理論的問題(概念工学・概念倫理学の理論的基盤)などに関心があります。
  • 形而上学の可能性にも関心があり、エイミー・トマソンの論文の翻訳と解説を行いました(「私たちが形而上学を行うとき、私たちは何を行うことができるのか?」)。
  • 最近は、実験哲学の方法を応用して、新たな脳科学技術がもたらしうる倫理的・法的・社会的課題(ELSI)にも取り組んでいます。

3. 社会存在論

  • 何かが社会的に構築されるとはどういうことかを、社会存在論の道具立てを用いて考察しています。社会構築主義に関する研究では因果的構築と非因果的構築を区別するのが一般的ですが、論文 "Grounds and Anchors in Social Construction" では、非因果的構築をさらに2種類に区別することを提案し、その含意を探っています。
  • 社会存在論/社会構築主義については、3~4年生向けの専門的な講義を担当した経験もあります(シラバス)。

4. 20世紀哲学史

  • 第二次世界大戦後のアメリカ哲学(分析哲学、科学哲学)や、戦前のドイツ語圏の哲学(論理実証主義、現象学)に関する歴史的研究を行ってきました。近年は特にウィルフリッド・セラーズとルドルフ・カルナップを中心に研究しています。
  • 研究資料として、カルナップの「知的自伝」の抄訳を「資料公開」のページで公開しています。
  • 哲学の制度化のプロセスや、哲学史のカノンの見直しにも関心をもっています。2019年にティルブルフ大学で開催された哲学のカノンの見直しをめぐるオータムスクール Beyond the Canon に参加し修了しました。カノンの見直しに関する近年の研究成果は教育活動に取り入れています(哲学系の担当科目のうち、シラバスがオンラインで公開されているものについては、下記「担当経験のある科目(授業)」の授業名をクリックするとご覧になれます)。

学歴

  1

主要な論文

  9

書籍等出版物

  1

主要な講演・口頭発表等

  25

MISC

  2

担当経験のある科目(授業)

  5

学術貢献活動

  16

社会貢献活動

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

その他

  6