基本情報

所属
一橋大学 社会学研究科 特任研究員(日本学術振興会PD)
学位
博士(2021年3月 東京大学)

連絡先
transcendental.idealist.matsuigmail.com
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0002-0526-2144
J-GLOBAL ID
201701011975499432
researchmap会員ID
B000283501

外部リンク

(1) 言語哲学、(2) 哲学の方法論(メタ哲学)、(3) 英語圏およびドイツ語圏の20世紀哲学史の三領域、とくにそれらの交差領域を中心に研究を行っています。博士論文 "Inference, Meaning, and Conceptual Change: Wilfrid Sellars and the Dynamics of the Space of Reasons" では、推論主義的意味論の先駆者である米国の哲学者ウィルフリッド・セラーズ(1912–1989)の言語哲学を、特に言葉の意味の変化概念の改訂といった問題に焦点を当てて再構成し検討しました。2021年度からは「概念の規範的研究のための意味論的・語用論的基盤構築」という研究課題のもとで、概念の評価や改訂をめぐる理論的・実践的問題に取り組むとともに、そうした問題が哲学の方法論に対してもちうる含意についても検討を行っています。

各領域における研究の概要については以下のとおりです。

1. 言語哲学

  • 言葉の意味はどのように定まり、どのように変化するのかという問題(メタ意味論の問題)に特に関心があります。言葉の意味を推論実践における役割から説明する推論主義的意味論の検討、および意味の変化・概念の改訂をめぐる問題へのその応用を中心に研究を行ってきました。主要な研究業績として、論文 "Inferentialism and Semantic Externalism" (BJHP, 2021) があります。
  • 最近は言葉の意味をめぐる社会的・倫理的・政治的問題や法言語哲学にも関心をもっています。応用哲学会第13回年次研究大会にて「意味論的不正義とメタ意味論的不正義」と題した研究発表を行い、2021年度応用哲学会発表賞を受賞しました。
  • 言語哲学と社会存在論の交差領域にも関心をもっており、最近は社会的構築における言語の役割についても考察を行っています。

2. 哲学の方法論(メタ哲学)

3. 20世紀哲学史


学歴

  1

主要な論文

  7

主要な講演・口頭発表等

  23

MISC

  2

担当経験のある科目(授業)

  5

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

学術貢献活動

  11

その他

  6