1998年 - 1999年
弱免疫マウスに移植したヒト皮膚による発汗機能解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
(1)本実験課題では、イオント・フォレシスを用いたQSART(定量的軸索反射性発汗テスト)法により、交感神経節後線維末端と汗腺局部におけるニコチン作用及びムスカリン作用に注目してアドレナリン、アセチールコリン、ニコチン、ピロカルピン、VIPの適量をイオント・フォレシスで前腕皮膚浸透させ、局所発汗誘発の有無を発汗カプセル法を用いてアナローグ解析した結果、VIPを除きアドレナリン、アセチルーコリン、ニコチンでは軸索反射性発汗(++)を示した。
(2)軽度の身体運動により体温不変、皮膚温軽微上昇の条件下では上記(2)のVIP(-)はVIP(+)となり、皮膚局所で新たなる神経化学伝達物質分泌又は炎症類似反応が生じた事を示す結果となった。
(3)交感神経末端からのアセチールコリン分泌は発生学上では胎生期においてLIF(白血病抑制因子)などの分泌による遺伝子転換発現による新しい神経化学伝達物質(タンパク質)が分泌されると推論され、今後の研究を待ちたい。
(4)『マウスの腎臓・肝臓等のin vivo NMRマイクロイメージング』を試み、当該分野導入のNMR-MRIを使用して下記の実験を実施した。
【結語】
高磁場マイクロイメージング法が、マウス腎の生理学的病理学的研究を行うに十分な能力を持つことが明らかとなった。また、そのために、ルーチンに使用できる測定条件の設定を行うことができた。
(2)軽度の身体運動により体温不変、皮膚温軽微上昇の条件下では上記(2)のVIP(-)はVIP(+)となり、皮膚局所で新たなる神経化学伝達物質分泌又は炎症類似反応が生じた事を示す結果となった。
(3)交感神経末端からのアセチールコリン分泌は発生学上では胎生期においてLIF(白血病抑制因子)などの分泌による遺伝子転換発現による新しい神経化学伝達物質(タンパク質)が分泌されると推論され、今後の研究を待ちたい。
(4)『マウスの腎臓・肝臓等のin vivo NMRマイクロイメージング』を試み、当該分野導入のNMR-MRIを使用して下記の実験を実施した。
【結語】
高磁場マイクロイメージング法が、マウス腎の生理学的病理学的研究を行うに十分な能力を持つことが明らかとなった。また、そのために、ルーチンに使用できる測定条件の設定を行うことができた。
- ID情報
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- 課題番号 : 10470018
- 体系的課題番号 : JP10470018