2005年8月
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JAERI-Conf 2005-007
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- 開始ページ
- 326
- 終了ページ
- 331
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
絶縁材料として一般に知られるエボナイトに含まれる硫黄と速中性子との$^{32}$S(n,p)$^{32}$P 反応を利用して速中性子による被ばく線量を評価できる可能性がある。エボナイトの様々な基本特性を照射実験及び計算シミュレーションにより評価した。また、様々なスペクトルに対するレスポンスの計算や原子炉照射実験などにより速中性子線量計としての利用可能性と現場への適用可能性について研究した。種々の中性子スペクトルに対する線量換算係数を求め、これを鉄とコンクリートによる遮へい厚さの関数としてまとめた。エボナイトが事故時の迅速な線量初期評価に有効に利用できることがわかった。