2018年2月
【IBDの内視鏡的粘膜治癒-評価法と臨床的意義】 潰瘍性大腸炎の内視鏡的重症度評価 NBI拡大内視鏡所見からみた重症度
胃と腸
- 巻
- 53
- 号
- 2
- 開始ページ
- 177
- 終了ページ
- 181
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11477/mf.1403201281
- 出版者・発行元
- (株)医学書院
潰瘍性大腸炎(UC)の疾患活動性をNBI拡大内視鏡観察する場合,白色光観察に対して上乗せ効果が期待されるものとして,血管所見が挙げられる.高度な粘膜治癒が達成されたUC粘膜のNBI拡大内視鏡所見は,蜂巣状構造を呈する.寛解期UC粘膜のNBI拡大観察所見で,蜂巣状構造以外の所見を細分化して,予後との関連を検討した報告は乏しい.NBI拡大内視鏡観察は点の観察となるため,組織学的活動性との関連についての報告がみられる.しかし,UCは面の拡がりを病理学的特徴とする疾患であり,拡大内視鏡で観察した部位が,大腸全体の疾患活動性をどの程度担保するのかが課題となる.(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11477/mf.1403201281
- ISSN : 0536-2180
- eISSN : 1882-1219
- 医中誌Web ID : 2018169831
- CiNii Research ID : 1390845712966237184