2019年4月 - 2022年3月
銅代謝と病態の解明を目指す蛍光プローブ群の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
近年、様々な生態・病態における亜鉛イオンや銅イオンの挙動が注目を集めている。これらの生体における役割を解析するツールとして種々の蛍光プローブが開発されてきたが、これらプローブの多くがホスト・ゲスト相互作用に基づく「配位型」蛍光プローブであるため、細胞内環境では感度が大幅に低下する。本研究では、標的イオンが触媒回転して複数のプローブ分子と反応することにより蛍光シグナルが増強される機構に基づく「反応型」蛍光プローブ分子を設計・合成し、既存のプローブよりも低濃度の細胞内亜鉛および銅の蛍光検出に成功した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K07035
- 体系的課題番号 : JP19K07035
この研究課題の成果一覧
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論文
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Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition 72(1) 1-12 2023年1月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
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Chemical Communications 56(87) 13327-13330 2020年11月 査読有り最終著者責任著者