共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

全身MRIと次世代型シーケンスによる骨髄造血器疾患の網羅的評価と治療戦略への応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 高須 深雪
  • ,
  • 粟井 和夫
  • ,
  • 川瀬 孝和
  • ,
  • 高原 太郎

課題番号
17K10406
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

骨髄を首座とするさまざまな造血器疾患においては、病変の分布や性状判断、腫瘍量の推定など包括的な全身評価が必要である。近年造血器疾患の診療においては、放射線学的評価、特にMRIによる骨髄病変の評価が必須となっている。本研究は、3T-MRIを用いた全身MRI及び次世代型シーケンスによる骨髄造血器疾患の評価を目的とした前向き研究である。具体的には、① 骨髄病変の質的診断法としてのMRIの有用性の検証、② High risk SMMのリスク因子となるMRバイオマーカーの解明、③ 再生不良性貧血と低形成MDSの鑑別、④ 化学療法後の治療反応性予測因子となるMRバイオマーカーの探索を通して、MRIの適応基準やガイドライン作成の基礎となる本邦データベースの構築を目的としている。
本年度に多発性骨髄腫30人、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群各8人の撮影を行った。機種は予定通りPhilips社製3T-MRI、撮影法は患者についてはDiffusion-weighted Whole body Imaging with Background Suppression (DWIBS)、躯幹部Dixon法、脊椎拡散強調像を撮像した。
解析内容はほぼ予定通り、全身T1強調冠状断像の骨髄信号パターン、局所性病変数、Dixon法による脊椎骨髄のfat fraction、脊椎拡散強調像によるADCとパラメータ解析を行った。患者臨床情報は予定通り、血液・骨髄・染色体検査、MRI撮影時の末梢血・腸骨骨髄所見(骨髄クローナル形質細胞比率、芽球比率、有核細胞比率、異形成所見)血清遊離軽鎖比、染色体所見を得た