共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年6月 - 2021年3月

空間局在光場並列制御によるナノ除去加工分解能・新概念光励起加工法の挑戦

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
19K21913
体系的課題番号
JP19K21913
配分額
(総額)
6,370,000円
(直接経費)
4,900,000円
(間接経費)
1,470,000円

光エネルギーが本質的に有している,優れた空間エネルギー分布のリモート制御性,並列制御性,高速制御性に,光触媒ナノ粒子を先端チップとする新しい概念のフォトン励起型マイクロ加工工具を融合させ,「究極の微小加工エネルギー媒体」といえる電子を,三次元空間内の所望位置に,直接作用させることが可能な空間光場制御・フォトン励起型マイクロ加工法の有効性について理論・実験の両面から検討する.
本年度においては,提案マイクロ加工を実現するための微細ツール(フォトン励起型マイクロ加工工具)作成要素技術について検討した.すなわち,基本コンセプト実現の要素技術として,微細マイクロレジンの生成が可能であるか,また,生成マイクロレジンを光トラップで把持制御し,UV照射を施すことで,光トラップ把持制御下のマイクロレジンを遠隔励起可能であるか検討を行った.
結果,界面活性剤を添加した上で,自転公転融合型攪拌法を適用することにより,直径10um程度のマイクロレジンの分散溶媒を生成できること,また,溶液中の分散マイクレジンを光トラップ把持できること,さらに,UV遠隔照射によりマイクロレジンの高分子反応を励起可能であることを明らかにした.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K21913
ID情報
  • 課題番号 : 19K21913
  • 体系的課題番号 : JP19K21913