共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2017年3月

社会的隔離動物の大脳皮質回路形成の解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
26290025
体系的課題番号
JP26290025
配分額
(総額)
16,770,000円
(直接経費)
12,900,000円
(間接経費)
3,870,000円

養育放棄は深刻な社会問題である。養育放棄により子供は親や他の子供との接触を失い、社会的に隔離された状況に置かれる。このような体験は様々な精神疾患を引き越し、脳内回路形成に影響を及ぼしていると考えられているが、その分子メカニズムは不明である。本研究では幼若期の社会的隔離が、社会行動の中枢である内側前頭前野(medial prefrontal cortex;mPFC)スパイン内部でのcofilin活性を抑制し、アクチン線維流動性の低下およびAMPA受容体のシナプス移行性障害を引き起こすことを発見し、その結果mPFC依存的な社会行動異常が誘導されることを明らかにした。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26290025/26290025seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26290025
ID情報
  • 課題番号 : 26290025
  • 体系的課題番号 : JP26290025