2018年3月
遊脚相制御装置の調整不良が大腿義足歩行に及ぼす影響について 健足側に着目した客観的分析
義肢装具自立支援学
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- 巻
- 8
- 号
- 1
- 開始ページ
- 5
- 終了ページ
- 8
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟医療福祉大学医療技術学部義肢装具自立支援学科
症例は32歳女性で、断端長21cm、義足装着歴15年の右大腿義足切断者であった。現在、IRCソケット+シールインHSMライナー、膝継手NI-C311、足部RS2000を使用している。今回、計測用義足として吸着式IRCソケットを採型製作し、膝継手に3R95=1、足部にIS49を用いた。健足側立脚相の割合は、屈曲抵抗適切で64.5±1.1%に対し、屈曲抵抗不足では65.4±0.9%と有意に延長した。歩幅に有意差は見られなかったが、重心位置は屈曲抵抗適切で96.0±0.3cmに対し、屈曲抵抗不足では96.6±0.2cmとなった。屈曲抵抗不足ではMStからTStにかけて伸展角度が増加(過伸展)する傾向にあった。ISw時の膝関節最大屈曲角度は屈曲抵抗適切で平均49.2±2.8°、屈曲抵抗不足では平均51.7±1.5°と有意に増加した。
- ID情報
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- ISSN : 2185-6737
- 医中誌Web ID : 2019057882