講演・口頭発表等

2016年8月

09方−26−ポ−40 鉄棒におけるバーのしなりが終末技に与える影響:後方伸身2回宙返り下りに着目して

日本体育学会大会予稿集
  • 川口 正太郎
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  • 牛山 幸彦
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  • 大庭 昌昭
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  • 亀山 就平
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  • 檜皮 貴子

記述言語
日本語
会議種別
ポスター発表
開催地
大阪体育大学

<p> 体操競技の鉄棒において、バーのしなりと動作には深い関連があると考えられる。特に終末技前の加速車輪はバーに大きな力が加わる動作のひとつであり、より減点の少ない終末技を行うためには、バーのしなりと動きのタイミングを合わせることが重要である。そこで、本研究は、加速車輪を行う際のバーにかかる力やしなるタイミングを動作と同期させることでバーのしなりと動作の関係性を明らかにし、減点の少ない終末技を指導するための知見を得ることを目的とした。対象者はN大学の体操競技部員4名であった。ハイスピードカメラで試技を側方から撮影した映像をパソコンに取り込み、Frame Dias Ⅳを用いてデジタイズし、二次元実長換算を行い、身体部位の変位・速度・角度・重心の算出を行った。さらに、バーに加わる力をストレインゲージでバーの歪み量を計測することにより算出した。その結果、加速車輪の際にバーを着地と反対側の方向へ大きくしならせることが減点の少ない終末技の実施には必要であることが分かった。また、バーのしなりを有効に使うためには身体がバーの真下に向かう際に身体を早く反らしすぎないことが重要であると示唆された。</p>

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005245397