2016年
車両検知器データによる交通容量の長期変動モニタリング
土木学会論文集D3(土木計画学)
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- 巻
- Vol.72
- 号
- No.5
- 開始ページ
- I_1275
- 終了ページ
- I_1281
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejipm.72.I_1275
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
車両検知器により得た長期の交通量データを用い,都市高速道路の交通容量の長期にわたる経年変化を評価する.交通容量は道路管理において最も重要な指標の一つであり,道路の幾何構造のような長期的に一定な要因のほかに,車両やドライバーの特性のような経年変化しうる要因にも依存して決定する.これは交通容量そのものも経年変化する可能性があることを示唆する.2003年3月から2014年6月までに阪神高速道路の車両検知器により観測された交通量と速度のデータを用い,各地点での交通容量の経年変化を推定した.容量はDrakeらの式にあてはめることにより推定したほか,1時間あたりの実績最大交通量の各暦年での99パーセンタイル値もあわせて確認した.複数の地点で経年変化を推定した結果,多くの地点で交通容量が減少していることを示す結果を得た.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejipm.72.I_1275
- CiNii Articles ID : 130005435566