共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年9月 - 2022年3月

低線量・低侵襲化を目的としたX線光遺伝学法の開発とその応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

課題番号
20K22680
体系的課題番号
JP20K22680
配分額
(総額)
2,860,000円
(直接経費)
2,200,000円
(間接経費)
660,000円

生体透過性の極めて高いX線とX線を可視光に変換させることのできるシンチレータ(Ce:GAGG)を用いて、脳深部のワイアレス・ファイバーレス光遺伝学法を開発した(Matsubara et al., Nat.Communi.2021)。オプシンを発現させた神経細胞周囲にシンチレータを注入することで、X線照射による神経活動を惹起し、神経細胞に特異的な行動を引き起こすことに成功した。本研究では高光感受性オプシン、粒子状のシンチレータ、X線のパルス照射を用いることで、脳組織に対する侵襲性およびX線の被曝量を低減させることに成功した。この技術は、将来的に様々な基礎研究や臨床治療に役立つことが期待される。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K22680
ID情報
  • 課題番号 : 20K22680
  • 体系的課題番号 : JP20K22680