基本情報

所属
山口大学 医学部 先進温度神経生物学 講師 (特命)
学位
博士(学術)(2008年3月 九州工業大学)

研究者番号
80513225
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-5870-2935
J-GLOBAL ID
201101044874191985

外部リンク

局所脳冷却技術を用いた難治性てんかんや重症脳卒中に対する脳神経保護装置の研究開発をしています。
令和元年7月より、山口大学医学部脳神経外科にて行われてきた局所脳冷却に関わる生物学や医工学の教育・研究・開発の集約化のため寄附講座「先進温度神経生物学講座」へ異動しました。

本講座は山口大学大学院医学系研究科脳神経外科(主宰 鈴木 倫保 教授)が20年弱にわたり取り組んできた局所脳冷却による脳神経疾患治療装置の実現を目指し、2019年7月に開設されました。

本講座では、奈良先端大、京都大学、熊本大学、㈱伸和精工、㈱カネカ等による産学医工連携を基盤とした共同研究開発体制により、医療機器としてはもっとも侵襲性の高いクラスIV(高度管理医療機器)の頭蓋内埋植型の脳冷却装置の開発を目的としています。また、脳冷却の持つ脳保護効果や病態制御能のON/OFFに関わる温度感受性TRPチャネルを薬剤により直接制御することで擬似的に脳冷却効果を発現させる創薬基盤技術の開発も進めています。

生体の冷却は炎症反応を抑える効果的な手法であるという事実は、一般的にもよく知られており、特にスポーツ外傷における捻挫・打撲・脱臼・骨折などほとんどの外傷に対する基本的処置の1つです。この経験的にも医学的にも効果の知られている生体冷却による炎症反応抑制技術は、様々な疾患や病態への治療に対する応用可能性があります。我々の開発している技術は、てんかんから脳卒中・頭部外傷までの幅広い脳神経疾患に対して脳を直接的に効率よく冷却することで、急性期から慢性期まで幅広く治療につなげようとするものです。

医療機器・医薬品を上市するためには、臨床上の利益との兼ね合いでリスクが受容できるかどうか、いわゆる「リスク・ベネフィット」の考え方が重要になってきます。脳疾患部位を直接冷却する方法は高い治療効果を得られるものの、やはりリスクを伴います。そこで、本講座が軸となって局所脳冷却の患者さんにとってのリスク・ベネフィットから医薬品・医療機器としての安全性・有効性までを包括的に検討を進め、医療ニーズに立脚した出口戦略により局所脳冷却技術の実用化を目指します。

論文

  30

MISC

  64

講演・口頭発表等

  69

産業財産権

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  7