2008年 - 2011年
ソフトコンピューティング技術による「てんかん」原性域の特定と低侵襲治療法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別推進研究
抗てんかん薬が全く効かず,いつ発現するかわからない発作の恐怖におびえているてんかん患者が国内外に全人口の約0. 2%いる.これらの患者を救う道は,外科手術である.現在の外科手術では,「てんかん原性域」と呼ばれる発作の震源地の位置を脳波から推定し,それを切除しているが,後遺障害のリスクが大きい.本研究では,その「てんかん原性域」を精度よく推定し,頭蓋骨にあけた小さな穴から凍結プローブやレーザー焼灼プローブを刺入し,「てんかん原性域」を限定して破壊する後遺障害リスクの少ない外科手術法を考案した.
- ID情報
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- 課題番号 : 20001008
- 体系的課題番号 : JP20001008