2017年10月
【臨床スタッフのための薬のあれこれ】 (第3章)臨床スタッフの服薬サポート 在宅医療(訪問)での対応
精神科臨床サービス
- 巻
- 17
- 号
- 4
- 開始ページ
- 449
- 終了ページ
- 452
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)星和書店
精神科在宅医療において、医師、薬剤師以外の臨床スタッフが薬に関する指導を行う場合、薬物治療に関する知識不足が問題となることが多く、服薬説明や服薬管理に支障をきたす。錐体外路症状、過鎮静、体重増加、性機能障害、認知機能障害などは服薬の継続に影響を与え、心循環器系副作用は突然死に繋がる可能性があるため、注意が必要である。また、相互作用についても注意する必要がある。患者が処方された抗精神病薬を正しく服薬するためには、患者が自ら服用する薬剤の剤形を選択できることもアドヒアランスの維持・向上に重要な役割を果たす。在宅で向精神薬を自ら、また、家族の協力の下で安全にそして適切に服用していくために在宅医療にかかわる全ての医療スタッフが基本的な薬物治療の知識を共有することが重要である。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1883-0463
- 医中誌Web ID : 2018058953