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2016年11月

【統合失調症 抗精神病薬を活用するための基礎と実践】 抗精神病薬の「基礎」を徹底理解 抗精神病薬の薬力学的・薬物動態学的相互作用

薬局
  • 吉尾 隆

67
12
開始ページ
3201
終了ページ
3207
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)南山堂

<Key Points>薬物相互作用は、薬物動態学的相互作用(PK)と薬力学的相互作用(PD)の2つに分類される。PKは、吸収、分布、代謝、排泄の過程で起こり、他の薬物の体内動態に影響を与え、作用の増強や減弱が起きる。PDは、同じあるいは逆の薬理作用(あるいは副作用)をもつ薬物の投与で起こり、作用の増強や減弱が起きる。シトクロムP450のうち、主に向精神薬の代謝にかかわるのは2D6、3A4、1A2であり、相互作用を考える上で重要となる。抗精神病薬を使用する場合は、多剤併用とならない処方を心がけるべきである。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0044-0035
  • 医中誌Web ID : 2017051784

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