MISC

2009年11月25日

Tailbiting BIPを用いたWiMAX用ターボデコーダ(デザインガイア2009-VLSI設計の新しい大地)

電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
  • 新井 宏明
  • ,
  • 宮本 直人
  • ,
  • 小谷 光司
  • ,
  • 藤澤 久典
  • ,
  • 伊藤 隆司

109
318
開始ページ
13
終了ページ
18
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
社団法人電子情報通信学会

本稿では、WiMAX用ターボデコーダにおける高スループットと高いエネルギー効率を得るための方法としてTailbiting block-interleave pipelining (BIP)を提案する。従来のSliding Window (SW)方式のターボデコーダではウォームアップ処理に多大なエネルギーと時間を要し、またパイプラインを深くするとメモリ面積が大きくなるという問題があった。そこで本研究ではSWを用いる代わりにTailbiting方式を用いた。その結果、ウォームアップ計算を50%以上減らすことができ、メモリサイズもパイプライン段数によらず一定にすることができた。今回の試作では0.18μmのテクノロジーを用いてパイプライン段数が4段のTailbiting BIP方式のWiMAX用ターボデコーダを作成した。面積は2.4mm^2となり最大周波数は99MHzとなった。スループットは45Mbps/iterで3.11nJ/b/iterのエネルギー効率となった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008001180
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10012932
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110008001180
  • CiNii Books ID : AN10012932

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