2014年7月 - 2019年3月
ストレス対処行動におけるモノアミン制御経路の障害と回復
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
本研究では、環境の変化に応じて同一個体が示すストレス対処行動の背景にあるドーパミン神経系の役割に注目した。研究成果は以下の3点にまとめられる。1)脳の微小領域である手綱核は中脳ドーパミン神経系を抑制的に制御し、その病的活性化がストレス下におけるマウス行動を受動的対処へとシフトさせた。2)ドーパミン神経伝達を脳局所で阻害する遺伝子改変法を新規に開発し、同方法により腹側線条体でのドーパミン神経伝達がストレス対処行動を制御する事を明らかにした。これらの研究成果はJournal of Neuroscience誌などへ発表した他、プレス発表を通して発信した。
- ID情報
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- 課題番号 : 26112010