MISC

2013年3月

ビール大麦(二条大麦)「アスカゴールデン」の育成

栃木県農業試験場研究報告
  • 大関 美香
  • 五月女 敏範
  • 加藤 常夫
  • 渡邉 浩久
  • 粂川 晃伸
  • 長嶺 敬
  • 春山 直人
  • 関和 孝博
  • 山口 昌宏
  • 鈴木 恵美子
  • 大野 かおり
  • 沖山 毅
  • 高山 敏之
  • 渡邊 修孝
  • 谷口 義則
  • 大塚 勝
  • 小田 俊介
  • 常見 譲史
  • 飯田 貴子
  • 鈴木 康夫
  • 薄井 雅夫
  • 全て表示

71
開始ページ
1
終了ページ
25
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
栃木県農業試験場

アスカゴールデン(旧系統名:関東二条42号)は,「高醸造適性(溶け適正),多収,早生,オオムギ縞萎縮病抵抗性(BaYMV抵抗性遺伝子rym3+rym5集積)」を育種目標に,2001年に「栃系283/九州二条15号」の組合せから育成した。「アスカゴールデン」の品種特性は,主導品種の「スカイゴールデン」と同様にオオムギ縞萎縮病抵抗性遺伝子rym3とrym5を集積しオオムギ縞萎縮ウイルス系統I~V型に抵抗性で,かつうどんこ病に抵抗性と耐病性に優れ,早生種で,子実重,整粒重は「サチホゴールデン」並みの多収品種である。被害粒の発生程度は,「サチホゴールデン」,「スカイゴールデン」よりも少ない。麦芽エキス,ジアスターゼ力は「スカイゴールデン」,「サチホゴールデン」並みに高く優れている。コールバッハ数は,「スカイゴールデン」,「サチホゴールデン」よりも低く「ミカモゴールデン」と同程度で,適正な麦芽の溶け特性を示す。栽培にあたっては,穂数型品種のため,播種量を減らす必要がある。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005581235
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00173902
ID情報
  • ISSN : 0388-9270
  • CiNii Articles ID : 120005581235
  • CiNii Books ID : AN00173902
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000003038783

エクスポート
BibTeX RIS