2019年
曲げ木加工の指標
木材学会誌
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- 巻
- 65
- 号
- 4
- 開始ページ
- 235
- 終了ページ
- 242
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2488/jwrs.65.235
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本木材学会
<p>家具部材の曲げ木製造において,近年増加している不良現象への対策が課題となるいま,樹種の選定基準になる物性や,曲げ木可能な材厚(s)と曲げ半径(r)の相関のような形状基準が求められている。本研究では蒸煮直後の木材を押し型曲げ試験に供して,樹種別の材特性と曲げたわみ量の関係を検討した。押し型曲げ試験で引張側側面に割れが多数見られたため,縦引張試験から破壊ひずみの限界 (εt(Max)) を算出した。また,木材にベンディングバンドを沿わせて曲げることで材上端部から中立軸までの距離(t)が長くなることを確認した。本実験結果から,引張試験の破壊ひずみを判断指標とする条件式 (s-t) / (r + t) < εt(Max) が有用であることを提案する。 なお,押し型曲げ試験の結果が良好であった条件でこの関係が満たされていたことを確認した。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2488/jwrs.65.235
- ISSN : 0021-4795
- CiNii Articles ID : 130007741352
- CiNii Books ID : AN00240329