2019年6月 - 2023年3月
1分子スケール蛍光分析化学の創出
日本学術振興会 科学研究費補助金 (挑戦的研究 (開拓)) 挑戦的研究(開拓)
- 課題番号
- 20K20458
- 体系的課題番号
- JP20K20458
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 26,000,000円
- (直接経費)
- 20,000,000円
- (間接経費)
- 6,000,000円
本研究では、1分子蛍光検出の原理を医療検体内の生体分子の検出・分析に適用することで、1分子粒度での分析化学の方法論を開拓することを目指している。第3年度となる本年度においては、一細胞内に存在する全タンパク質の1分子蛍光検出および生化学アッセイの1分子感度化に関する実験を行った。
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前者においては、以前開発した1分子蛍光ゲル電気泳動法を利用し、一細胞内に存在する全種類のタンパク質の1分子レベルでの定量化を行った。まず、細胞ピッキング装置を利用し、個々の細胞をドロップレットの中に捕獲した。ドロップレットの中でタンパク質抽出および蛍光標識を行った後、ゲル電気泳動にて分画を行い、1分子蛍光顕微鏡で測定した。その結果、各分画に存在する蛍光標識タンパク質の数を1分子レベルで計数することが可能であり、サブアトモーラーレベルの感度を達成できることが確認できた。さらには、詳細な局在情報の解析により、通常のゲル電気泳動と比べて分離能も向上できることが分かった。現在は、細胞間のばらつきを定量的に解析するため、100個から1000個レベルの細胞において大規模に測定を行うシステムと画像解析法の開発を進めている。
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後者においては、標的配列およびタンパク質との結合によって発光する核酸プローブと免疫染色法の開発を行った。アッセイ終了後、溶液を素早くゲル化し蛍光検出を行うことで、ターゲットを一分子感度で検出できることを確認した。さらに、多数の検体のハイスループット計測を行うため、アッセイからゲル化まで半自動で行える自動分注ロボットのプログラムを開発した。
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前者においては、以前開発した1分子蛍光ゲル電気泳動法を利用し、一細胞内に存在する全種類のタンパク質の1分子レベルでの定量化を行った。まず、細胞ピッキング装置を利用し、個々の細胞をドロップレットの中に捕獲した。ドロップレットの中でタンパク質抽出および蛍光標識を行った後、ゲル電気泳動にて分画を行い、1分子蛍光顕微鏡で測定した。その結果、各分画に存在する蛍光標識タンパク質の数を1分子レベルで計数することが可能であり、サブアトモーラーレベルの感度を達成できることが確認できた。さらには、詳細な局在情報の解析により、通常のゲル電気泳動と比べて分離能も向上できることが分かった。現在は、細胞間のばらつきを定量的に解析するため、100個から1000個レベルの細胞において大規模に測定を行うシステムと画像解析法の開発を進めている。
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後者においては、標的配列およびタンパク質との結合によって発光する核酸プローブと免疫染色法の開発を行った。アッセイ終了後、溶液を素早くゲル化し蛍光検出を行うことで、ターゲットを一分子感度で検出できることを確認した。さらに、多数の検体のハイスループット計測を行うため、アッセイからゲル化まで半自動で行える自動分注ロボットのプログラムを開発した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K20458
- 体系的課題番号 : JP20K20458