スピンコントラスト変調法の中性子小角散乱・反射率・回折への展開
東北大学金属材料研究所-総合科学研究機構ワークショップ「J-PARCとJRR-3の相補利用による偏極中性子科学の新展開」
- 開催年月日
- 2019年8月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 仙台
- 国・地域
- 日本
スピンコントラスト変調法とは、中性子の軽水素に対する散乱能がスピン状態に強く依存する性質を利用した構造解析手法である。本手法では、従来のように複数の重水素化モデル試料を用意することなく複合材料の構造を成分毎に決定できるという利点を持つ。我々は、Paul Scherrer Instituteの核偏極技術を取り入れることでStuhrmannらが実証したスピンコントラスト変調中性子小角散乱法を実用的な構造解析手法として確立した。最近では、新たにスピンコントラスト変調技術を中性子反射率法および回折法にも展開している。