2011年4月 - 2015年3月
視覚障害児・者の鑑賞活動の方法及び支援ツールの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、美術館で視覚障碍者が単独で使用し鑑賞を楽しめる音声ガイドの開発を行ったものである。横田は、ボタン式アンドロイド型スマートフォンに音声ファイルを取り込んだアプリをダウンロードし、音声合成サービスを利用して音声情報を再生できるシステムを開発した。日野と京都教育大学の大学院生は、細見美術館の館蔵品の音声情報を作成した。最終的に、展示作品に関する基本的な知識情報を音声合成で録音したファイルと、3名の人が作品を見ながら自由に会話した内容を肉声で聴けるファイルの2種類をアプリに取り込み、鑑賞者が選択して聴けるような音声ガイドの使用に至った。当美術館では3回のコレクション展で実証テストを行った。
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- 課題番号 : 23531205
- 体系的課題番号 : JP23531205