2010年3月
授業担当者と学生支援室チューターの連携による英語文法復習プログラム--2007年度の取組における問題点と学習者の動機づけ
関東学院大学経済経営研究所年報
- 巻
- 32
- 号
- 開始ページ
- 212
- 終了ページ
- 232
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 関東学院大学経済経営研究所
関東学院大学経済学部の学生支援GP 事業の1つに,1年次初級英語クラス履修者を対象とした,授業担当者と学生支援室チューターの連携による文法復習プログラムがある。同プログラムの2007年の取組データより,取組のまじめさが「フレッシャーズ・イングリッシュ(初級)」の単位修得及び成績に反映されたことが示唆された。しかし,同プログラムへの学生の参加率の低さも焦点化された。そこで,学生の英語学習への動機づけを調べるアンケート調査を行い,動機づけの観点から考察を加えた。その結果,学生は,概して英語学習への動機づけは高いが,有能感を持ちえず苦手意識を持っていることがわかった。一方,まじめに取り組んだ学生については,同プログラムが,学生に有能感と達成感を与え,参加の動機づけを維持させ続けたと考えられる。この成功例をもとに,本文法復習プログラムへの学生の参加率を高めることが,学生の英語力向上に重要である。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120006025163
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10441484
- ID情報
-
- ISSN : 1341-0407
- CiNii Articles ID : 120006025163
- CiNii Books ID : AN10441484