2018年5月
高山帯における絶滅危惧種の市民調査参加者と登山者の保全対象への意識差
日本森林学会大会発表データベース
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- 巻
- 129
- 号
- 開始ページ
- 864
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11519/jfsc.129.0_864
- 出版者・発行元
- 日本森林学会
<p>高山帯における絶滅危惧種の専門家による調査(専門家調査)を補う役割として,登山ツアーによる市民参加型の調査(市民参加型調査)が行われてきた。しかし,継続的に参加者を確保できる仕組みがなければ,専門家調査を補う役割を果たすことは難しい。登山者は高山帯をレクリエーションの場として利用することから,潜在的参加者と考えられる。継続的に参加者を募集するためには,その集団のなかで保全対象に関心を持っており,実際の参加へと行動を移すような属性を持つ人々を明らかとする必要がある。そこで本発表は,ライチョウの市民参加型調査を事例とし,登山者への質問紙調査(n=408)により,①登山者の保全対象への関心の有無の把握,および②関心を持つ登山者の特徴を明らかにすることを目的とした。結果,①登山者の82%はライチョウを山で見たことがあるなど受動的な関わりを持つが,自らライチョウに関する情報収集をするなど能動的な関わりを持つ
- ID情報
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- DOI : 10.11519/jfsc.129.0_864