武野 明義

　クレージング現象を利用したナノ多孔高分子フィルムおよびファイバーの制御に関する研究を推進している。その孔（ボイド）の生成と収縮を利用した機能性材料には、規則的にナノ多孔相を複合した光学的、電気的異方性を持つフィルムや薬剤を閉じ込め徐放する繊維などがある。また、炭素繊維強化複合材料等に関して界面制御を通して高性能化を進めている。いずれも、ナノ孔における界面特性を活用した結果得られる新素材である。