2019年4月 - 2025年3月
オートファジーを介したシェーグレン症候群発症機序の解明と革新的治療薬開発への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
シェーグレン症候群は主に涙腺・唾液腺を標的とする自己免疫疾患であるが、これまで多方向からの研究が行われてきたにもかかわらず、その発症機序の詳細は不明である。一方、オートファジーは近年様々な疾患との関連が報告されているが、自己免疫疾患の発症機序に対する明確な知見は未だ得られていない。口腔領域における代表的な自己免疫疾患であるシェーグレン症候群においても同様で、オートファジーとの関連を示す報告はほとんどない。そこで、本研究ではオートファジーとシェーグレン症候群との関連を明らかにすることを目的とした解析を行う。
これまでに、申請者はミトコンドリアを介したオートファジーであるマイトファジー関連因子の発現がシェーグレン症候群モデルマウスにおいて上昇していることを示唆する結果を得ている。一方で、IL-1aがシェーグレン症候群に関連していることを示す報告が散見されるのに加え、最近ではIL-1aとマイトファジーとの関連を示す報告もなされていることから、申請者はシェーグレン症候群におけるIL-1aの役割に着目し、IL-1aの機能解析に着手している。IL-1aはアラーミン分子として知られているが、アラーミンとしての機能の他にも、核内に存在し重要な働きを担っていることが示唆されているが、詳細は不明である。シェーグレン症候群とIL-1a、およびマイトファジーについて、これらの相関性について詳細な解析を行うことを計画している。
これまでに、申請者はミトコンドリアを介したオートファジーであるマイトファジー関連因子の発現がシェーグレン症候群モデルマウスにおいて上昇していることを示唆する結果を得ている。一方で、IL-1aがシェーグレン症候群に関連していることを示す報告が散見されるのに加え、最近ではIL-1aとマイトファジーとの関連を示す報告もなされていることから、申請者はシェーグレン症候群におけるIL-1aの役割に着目し、IL-1aの機能解析に着手している。IL-1aはアラーミン分子として知られているが、アラーミンとしての機能の他にも、核内に存在し重要な働きを担っていることが示唆されているが、詳細は不明である。シェーグレン症候群とIL-1a、およびマイトファジーについて、これらの相関性について詳細な解析を行うことを計画している。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H02971
- 体系的課題番号 : JP18H02971