共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2022年3月

2型糖尿病の認知機能を改善する運動効果の解明~海馬の乳酸輸送機構に着目して~

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
20K19565
体系的課題番号
JP20K19565
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

本研究では、習慣的な低強度運動が2型糖尿病動物(ob/obマウス)で低下した学習・記憶機能、海馬のMCT2やmiRNAに及ぼす影響を検討した。その結果、習慣的な低強度運動が、ob/obマウスで低下していた記憶機能と海馬Mct2 mRNA量を改善することを明らかにした。miR-Seqにより、海馬内のmiRNAを網羅的に解析したところ、低強度運動によって発現が反転した2型糖尿病の海馬miRNAは、9種類あった。これらの内、miR-200a-3pはMct2の発現に関わることから、低強度運動はmiR-200a-3p/Mct2の制御を通じて、2型糖尿病の記憶機能を改善する可能性が示唆された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K19565
ID情報
  • 課題番号 : 20K19565
  • 体系的課題番号 : JP20K19565

この研究課題の成果一覧

論文

  1

講演・口頭発表等

  3