2020年5月
SFTSウイルス感染症のSPECTによる病態解析を目的とした 111In標識抗体の開発
日本分子イメージング学会2020年 web要旨集
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- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
ウイルス感染の病態発現機構解析には、主に動物モデルが用いられ、その病態解析では主に安楽死後の病理切片を用いた組織学的検討や感染ウイルスの遺伝子解析などが行われるが、その病態の詳細な進行のメカニズムの多くは明らかになっていない。そこで、同一個体の病態変化をリアルタイムで非侵襲的に評価することができるPET (positron emission tomography)やSPECT (single photon emission computed tomography)によるウイルス感染マウスのin vivoイメージングを行うことで、病態発
現部位を経時的に追うことができるため、病態発症の進行過程を詳細に解析するのに有用であると考えられる。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニにより媒介されるSFTSウイルス(SFTSV)によって引き起こされる血小板減少、出血熱、消化器症状などを引き起こす新興感染症であるが、その病態発現機序は十分に解明されておらず、現在のところ有効なワクチンや治療法はない。
そこで本研究では、SFTSV感染部位やSFTSの病態の進行状態を直接捉えることが期待される111Inで標識した抗SFTSVの産生するタンパク質への抗体の合成およびSFTSV感染症のイメージング剤としての基礎評価を行った。
現部位を経時的に追うことができるため、病態発症の進行過程を詳細に解析するのに有用であると考えられる。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニにより媒介されるSFTSウイルス(SFTSV)によって引き起こされる血小板減少、出血熱、消化器症状などを引き起こす新興感染症であるが、その病態発現機序は十分に解明されておらず、現在のところ有効なワクチンや治療法はない。
そこで本研究では、SFTSV感染部位やSFTSの病態の進行状態を直接捉えることが期待される111Inで標識した抗SFTSVの産生するタンパク質への抗体の合成およびSFTSV感染症のイメージング剤としての基礎評価を行った。