共同研究・競争的資金等の研究課題

2004年 - 2005年

低分子量Gタンパク質Rac3のノックアウトマウスの作製と解析

文部科学省  科学研究費補助金(若手研究(B))  若手研究(B)

課題番号
16700288
体系的課題番号
JP16700288
資金種別
競争的資金

平成17年度は平成16年度に引き続きRac3ノックアウトマウス作製するため、Rac3遺伝子座にloxP及びloxP-dsRedの挿入されたコンディショナルアリルを持つF1マウスと生殖腺にCre酵素を発現するトランスジェニックマウスEIIa-CreTgマウスと交配させることにより、Rac3遺伝子のマウスゲノム上よりの除去を試みた。しかしながら、Rac3遺伝子座にloxP及びloxP-dsRedの挿入されたコンディショナルアリルを持ち、更にEIIa-CreTgを持つマウスは生まれてきているのだが、Cre酵素によりRac3のcoding regionが全て欠失したヌルアリルを持つヘテロマウスを得ることは出来なかった。そこで新たにRac3遺伝子座の全コーディングエクソンをネオマイシン耐性遺伝子によって破壊するターゲッティングベクターを構築し直し、ES細胞への導入を行ない、相同組み換え体を単離した。また小脳顆粒細胞特異的にCre酵素を発現するトランスジェニックマウスを作製するために、小脳顆粒細胞特異的に発現するNMDA型グルタミン酸受容体のε3サブユニット(NR2C)遺伝子の5'上流領域10kbの下流にCre遺伝子を挿入したベクターを構築し、マウスの受精卵に注入し、NR2C-CreTgマウスを作製した。得られた2系統のTgマウスをCre酵素が働くとβ-galactosidaseが発現す...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/16700288
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16700288
ID情報
  • 課題番号 : 16700288
  • 体系的課題番号 : JP16700288