MISC

2017年12月

妊娠出産を契機に判明した膵粘液嚢胞性腫瘍の1例

日本外科系連合学会誌
  • 武田 正
  • ,
  • 宇野 太
  • ,
  • 児島 亨

42
6
開始ページ
998
終了ページ
1005
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本外科系連合学会

症例は31歳女性.第2子正常分娩後に左上腹部腫瘤を自覚するようになり,精査の結果17cm大の膵粘液嚢胞性腫瘍(Mucinous cystic neoplasm:以下MCN)と診断された.脾摘を伴う膵体尾部切除を施行し,病理所見は腺腫であった.術後2年経過し,再発は認めない.過去報告例を含め検討した結果,妊娠出産を契機として判明したMCNでは通常のMCNと比較して腫瘍径が大きく,悪性例も多く,破裂例も認められることから,腹腔内への粘液漏出のリスクなどを考慮すれば手術に際しては開腹によるアプローチが望ましいものと思われた.また手術のタイミングは悪性症例が含まれること,妊娠経過中に増大する可能性があること,胎児の発育にも注意を払う必要があることから悪性を疑う場合,初期であれば中絶後や妊娠中期まで待機しての早めの外科的切除,良性を疑う場合は妊娠中期や出産後の外科切除が妥当であると考えられた.(著者抄録)

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