共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年 - 2013年

振動刺激による血管新生の基礎的・臨床的検討―心地よい振動がなぜ創傷を治すのか?

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
23612001
配分額
(総額)
5,460,000円
(直接経費)
4,200,000円
(間接経費)
1,260,000円

申請者の研究チームは既に、新たな創傷治癒促進デバイスとして振動機を開発した。本研究では、未だ有効な介入方法の確立していない深部損傷型褥瘡(DTI)および糖尿病性足潰瘍に対する振動機の効果、およびそのメカニズムを検討した。
DTIへの効果は動物実験により研究した。独自のDTI潰瘍化モデルラットを確立し、振動の効果およびメカニズムを検討したところ、振動は組織の低酸素化を著しく改善し潰瘍化を抑制する効果を有していた。
糖尿病性足潰瘍への効果は、国際共同研究としてインドネシアの2病院においてランダム化比較試験を行った。その結果、振動負荷群では有意な創面積減少および治癒期間の短縮が認められた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23612001/23612001seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 23612001