2020年4月 - 2024年3月
自然災害を考慮した「ため池群と用排水路網を含む水利ネットワーク」の最適化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究は,ため池の多面的機能の中の「利水機能」と「防災機能」を適切に発揮させるため,受益環境の変化と集水域の土砂災害の危険度および費用便益を考慮した「ため池群と用排水路網を含む水利ネットワーク」最適化システムの開発を主目的としている.また,頻発する自然災害やため池の老朽化と管理者不足が問題となる近年,「ため池群と用排水路網を含む水利ネットワーク」最適化システムの確立は喫緊に要請されている社会的課題であり,本研究はその社会的要求に応えようとするものである.本研究を完成させ,全国のため池の維持管理の足掛かりとなることも目的である.
本研究は,STEP1 ため池諸元の現地調査と地形および水利慣行・土地利用調査,STEP2 集水域と表層および深層崩壊の発生する谷部の抽出,STEP3 水利ネットワークの設定,STEP4 土石流を含む洪水流出モデルの作成,STEP5 水利ネットワーク再編整備の評価指標および最適化パラメータの設定,STEP6「ため池群と用排水路網を含む水利ネットワーク再編整備」最適化システムの開発 の6つのステップで進められるが,本年度はSTEP1, 2,3を実施した.
本研究は,STEP1 ため池諸元の現地調査と地形および水利慣行・土地利用調査,STEP2 集水域と表層および深層崩壊の発生する谷部の抽出,STEP3 水利ネットワークの設定,STEP4 土石流を含む洪水流出モデルの作成,STEP5 水利ネットワーク再編整備の評価指標および最適化パラメータの設定,STEP6「ため池群と用排水路網を含む水利ネットワーク再編整備」最適化システムの開発 の6つのステップで進められるが,本年度はSTEP1, 2,3を実施した.
- ID情報
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- 課題番号 : 20H03102
- 体系的課題番号 : JP20H03102
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
農業農村工学会論文集 91(2) I_175-I_183 2023年12月 査読有り筆頭著者責任著者
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農業農村工学会論文集 91(1) I_89-I_98 2023年6月 査読有り責任著者
講演・口頭発表等
3-
2023年度農業農村工学会大会講演会 2023年8月
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2022年度農村計画学会秋期大会学術研究発表会 2022年12月
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2022年度農業農村工学会大会講演会 2022年8月