共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

認知症家族支援を推進する効果的な訪問看護とレスパイトケア施設間連携の検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)
  • 高橋 芙沙子

課題番号
17K17514
体系的課題番号
JP17K17514
配分額
(総額)
2,470,000円
(直接経費)
1,900,000円
(間接経費)
570,000円

本研究は、在宅で療養する認知症高齢者を支援する訪問看護ステーションと、ショートステイや認知症対応型通所介護を通して、家族介護者にレスパイトケアを提供する介護施設間での看護師連携の現状を明らかにし、互いに必要とする情報や連携上の課題を明確化し、効果的な施設間看護師連携を検討することを目的としている。本研究では、①訪問看護ステーションと、ショートステイまたは認知症対応型通所介護施設間での情報共有や連携に関する文献レビューと、現状把握のためのヒヤリング調査、②訪問看護師と、ショートスステイまたは認知症対応型通所介護施設に所属する看護師への、郵送による無記名自記式質問紙調査、③訪問看護師と、ショートステイまたは認知症対応型通所介護施設に所属する看護師への半構成的インタビュー調査を段階的に実施し、データの収集および分析を行う。
平成30年度は、質問紙調査票を完成させ、近畿圏に所在する訪問看護ステーションと、ショートステイまたは認知症対応型通所介護施設、各300施設(計600施設)に郵送による無記名自記式質問紙調査を実施した。各施設1名ずつの看護師に調査票を配布し、郵送により回答済み質問紙調査票を回収した。収集したデータは、単純集計、および分析ソフトを用いた記述統計を行った。質問紙調査の分析結果を基に、インタビュー調査へ向けて質問項目の抽出と検討を行った。次年度はインタビュー調査の準備を完了し、データの収集および分析を実施していく予定である。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K17514
ID情報
  • 課題番号 : 17K17514
  • 体系的課題番号 : JP17K17514