共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

日本のディスタンクシオンと社会構成意識 ー新しい文化資本と実践・意識の多元性

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
17H02597
体系的課題番号
JP17H02597
配分額
(総額)
16,640,000円
(直接経費)
12,800,000円
(間接経費)
3,840,000円

2018年度は、2種類の全国規模の量的調査(質問紙調査)を実施したほかに、海外文献の翻訳、著書・論文の執筆、海外研究者を交えたワークショップの開催、学会シンポジウムの招待講演などを実現させた。詳細は以下の通りである。
(1)「文化とライフスタイル全国調査」を企画し、文化実践や価値意識、ハビトゥス、ライフスタイル、メディア経験等に関する詳細な調査を実施した。サンプリングは18歳以上~60歳未満の男女を母集団として層化2段無作為抽出法により200地点を抽出したあと、全体で4000名を抽出した。調査方法は郵送法で質問紙調査を実施し、質の高いデータを得ることができた。(2)全国規模の大学生調査(質問紙調査)を実施した。(3)上記の2つの量的調査を企画し実施する前に、予備調査として、若者世代に対するデプス・インタビュー調査を実施した。(4)研究代表者の片岡は、昨年実施した大学生調査データを分析し、2本の論文を執筆した。そのうち1つはスポーツとジェンダー学会シンポジウムでの招聘講演を依頼され、論文を執筆した。(5)片岡は文化に関する過去の研究成果を単著としてまとめた(2019年6月刊行予定)。(6)分担者の村井を中心に、食に関する海外文献の翻訳作業を行った(刊行予定あり)。(7)分担者の川崎はグローバル化と文化の関連をシンガポールの文化政策から検討し、論文および報告を行った。(8)イギリスの海外研究者2名を交えたワークショップを駒澤大学で開催した(2018年5月)。(9)調査票検討や分析法に関する研究会を駒澤大学で数回、開催し、上記のような研究の企画と推進を行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17H02597
ID情報
  • 課題番号 : 17H02597
  • 体系的課題番号 : JP17H02597

この研究課題の成果一覧

論文

  9

講演・口頭発表等

  6