2014年8月 - 2016年3月
「寛容な信頼」の検証を通じた協調的社会の実現要因の探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
他者を「信頼」したり、「寛容」に振る舞ったりすることによって、我々は円滑に社会生活を送ることができている。しかし、そうした方略だけでは対処が困難な状況も存在している。これに対して本研究では、「信頼」と「寛容」の中間的な方略として「寛容な信頼」という概念を提唱した。そして、この概念を検証するため、心理学・行動経済学的実験手法を盛り込んだ社会調査をインターネット上で実施した。
データ分析の結果から、「寛容な信頼」を有する者に特有の行動傾向が明らかとなった。それは、過去に失敗をしたことがある者であっても受け入れるが、過度の失敗や期待を裏切る行為が続いた場合には関係を解消するというものであった。
データ分析の結果から、「寛容な信頼」を有する者に特有の行動傾向が明らかとなった。それは、過去に失敗をしたことがある者であっても受け入れるが、過度の失敗や期待を裏切る行為が続いた場合には関係を解消するというものであった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26885123
- 体系的課題番号 : JP26885123