2017年4月 - 2020年3月
腫瘍関連マクロファージを介した膵癌の腫瘍微小環境形成機序の解明および臨床的意義
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
膵癌の腫瘍進展に腫瘍関連マクロファージとマクロファージ遊走阻止因子 (MIF)が関与していると考え、通常型膵癌67例を対象としMIFについて免疫染色の結果と生存解析について検討した。
MIF発現と治療成績について、生存期間中央値はMIF高発現26.2か月、MIF低発現59.6か月(p = 0.035)と有意にMIF高発現の方が治療成績が不良であった。全生存期間に対する多変量解析では、MIF高発現は独立した予後不良因子であった(p =0.022, HR 2.613, 95%信頼区間:1.151-5.928)。以上の結果から、通常型膵癌切除例におけるMIF発現は独立した予後不良因子である。
MIF発現と治療成績について、生存期間中央値はMIF高発現26.2か月、MIF低発現59.6か月(p = 0.035)と有意にMIF高発現の方が治療成績が不良であった。全生存期間に対する多変量解析では、MIF高発現は独立した予後不良因子であった(p =0.022, HR 2.613, 95%信頼区間:1.151-5.928)。以上の結果から、通常型膵癌切除例におけるMIF発現は独立した予後不良因子である。
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- ID情報
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- 課題番号 : 17K10690
- 体系的課題番号 : JP17K10690