2014年
放送大学におけるデジタル・リテラシー教育 : 習得スキルの定着
放送大学研究年報 = Journal of The Open University of Japan
- 巻
- 号
- 32
- 開始ページ
- 101
- 終了ページ
- 111
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 放送大学
本研究は、面接授業「初歩からのパソコン」の受講で習得した放送大学生のデジタル・リテラシー・スキル(以下「DLスキル」)の定着状況把握を目的に実施した。この授業を2010年度2学期から2013年度1学期の間に受講した在学生に2013年11月に郵送アンケートを実施した。調査結果は、DLスキルの種類により、定着したもの、低下したもの、向上したものがあること、DLスキルの定着には、受講生の年齢、受講生のパソコン・インターネットの利用頻度が影響を及ぼしていること、DLスキルの向上とパソコン・インターネット利用頻度の間に相関があること、DLスキルの定着には、受講生のその後の学習方法が影響を及ぼしていることを示した。受講直後から本調査の期間に低下したDLスキルについて、授業後のスキル活用の機会を増加させる必要性が示唆された。また、定着効果のあるテレビ授業「遠隔学習のためのパソコン活用」の受講と同好会等への参加を促す必要性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0911-4505
- CiNii Articles ID : 120005663940
- CiNii Books ID : AN10019636