2014年10月1日
FMラジオで受信が可能な音声アシスト無線のポテンシャルについて(<特集>通信ネットワーク高信頼化の今後の動向-通信ネットワークの運用,監視,制御の技術を軸に-)
日本信頼性学会誌 : 信頼性
- 巻
- 36
- 号
- 7
- 開始ページ
- 414
- 終了ページ
- 420
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11348/reajshinrai.36.7_414
- 出版者・発行元
- 日本信頼性学会
1対Nの通信すなわち同報通信は,いかに多くの受信者Nに情報を届けられるかが重要である.昨今はスマホに代表される携帯通信端末が広く普及していることから,それを利用した仕組みがまず考えられる.一方,アナログラジオは,中継器や基地局を必要とせず送信側と受信側が直接つながり(すなわち原理的に高信頼),受信端末の構造が簡単(すなわち安価)という,災害等非常事態に強い情報伝送手段である.筆者は,「特定小電力無線局音声アシスト用無線電話」(音声アシスト無線)の送信電波が多くのアナログFMラジオで受信可能なことに着目し,技術基準適合証明を受けた試作送信機を用いて,そのポテンシャル(潜在力)の検証を行ってきた.本稿では,これまでの取り組みを紹介する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11348/reajshinrai.36.7_414
- ISSN : 0919-2697
- CiNii Articles ID : 110009866320
- CiNii Books ID : AN10540883
- identifiers.cinii_nr_id : 9000274311497