論文

査読有り
1995年4月

記述された『併置型駄洒落』の音素上の性質

自然言語処理
  • 滝澤 修

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開始ページ
3
終了ページ
22
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.5715/jnlp.2.2_3
出版者・発行元
一般社団法人 言語処理学会

比喩の一種である「駄洒落」は, 言語記号 (音声) とその記号が表す概念の意味との両方に, 比喩を成立させる「根拠 (ground) 」 (比喩における被喩辞 (tenor) と喩辞 (vehicle) とを結びつける関係) があるという点で, 高度な修辞表現に位置づけられる. 筆者らは, 「併置型」と呼ぶ駄洒落の一種 (例「トイレに行っといれ」) を, 外国語専攻の大学生54名に筆記によって創作させ, 203個を収集した. そしてこのデータに対して, 駄洒落理解システムの構築に必要な知見を得るという観点から, 「先行喩辞」 (例では「トイレ」) と「後続喩辞」 (例では「…といれ」) の関係, 及び「出現喩辞」 (例では「…といれ」) と「復元喩辞」 (例では「…ておいで」) の関係に着目し, 以下の3つの分析を行った.(1) 先行-後続出現喩辞間の音素列は, どれ位の長さの一致が見られるか.(2) 先行-後続出現喩辞間の音素の相違にはどのような特徴があるか.(3) 出現-復元喩辞間の音素の相違にはどのような特徴があるか. その結果, 出現喩辞の音節数は先行と後続とで一致する場合が多いこと, 先行-後続出現喩辞間及び出現-復元喩辞間の音素の相違は比較的少なく, 相違がある場合もかなり高い規則性があること, などがわかった. 以上の知見から, 計算機による駄洒落理解手法, 即ち出現喩辞と復元喩辞を同定するアルゴリズムを構築できる見通しが得られた.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5715/jnlp.2.2_3
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10008826496
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10472659
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00388622344?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.5715/jnlp.2.2_3
  • ISSN : 1340-7619
  • CiNii Articles ID : 10008826496
  • CiNii Books ID : AN10472659

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