2015年4月 - 2018年3月
行動学的・生理学的データを用いた精神症状の定量化技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
精神疾患の重症度を反映するようなバイオマーカーが存在しないため、精神科領域では低い診断の一致度、治療効果の判定が困難、などの問題がある。本研究では、重症度評価の客観的指標に乏しい精神科領域において、音声、画像等の分析技術を用いて、精神症状を定量化するための解析技術が開発できるかの基礎的検討を行った。大うつ病/双極性障害患者に対してインタビューを行い、その際の音声や表情データの収録をおこなった。集まったデータを基に機械学習を行ったところ、うつ病症状の有無、重症度、症状が改善したかを一定の精度で推定できることがわかった。
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- 課題番号 : 15K15434
- 体系的課題番号 : JP15K15434