2021年11月
福島沿岸海域における放射性物質の海洋拡散及び海底堆積に関するモデル研究
Journal of Environmental Radioactivity
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- 巻
- 238-239
- 号
- 開始ページ
- 106724\_1
- 終了ページ
- 106724\_16
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1016/j.jenvrad.2021.106724
放射性核種の海水及び海底堆積物間の移行を考慮した3次元海洋拡散モデルを開発した。福島沿岸の海底堆積物中のCs-137の再解析を行い、福島第一原子力発電所事故に由来する溶存態Cs-137の海底堆積物への移行メカニズムを調べた。モデルと観測データの比較により、モデルが海洋構造と海水および海底堆積物中のCs-137濃度を十分に再現できることが示された。また、事故後の福島沿岸の堆積物中のCs-137分布は、原発からのCs-137直接海洋放出の影響が顕著であった2011年6月までに、主に溶存相からの吸着により形成されたことが示された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1016/j.jenvrad.2021.106724
- ISSN : 0265-931X