共同研究・競争的資金等の研究課題

2006年 - 2008年

子宮頸部腺癌の診断技術改良とsiRNAを用いたあらたな治療戦略

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18591845
体系的課題番号
JP18591845
配分額
(総額)
4,100,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
600,000円

子宮頸癌の診療技術の改良に役立つ方法を研究した。診断では子宮頸癌をリアルタイムに診断する方法としてラマンコルポスコープの開発に着手した。従来にない斬新的なアプローチで再現性のあるデータを得ることができた。細胞診では従来、炎症所見の一つといわれているamphophiliaがHPV18型感染に特徴的な細胞像であることがわかった。細胞診検体を利用し、P16細胞免疫染色、HPV型判定、およびHPVのDNAに対するin situ hybridizationを施行し、分子生物学的にハイリスク症例を抽出することが可能となった。BACマイクロアレイにより遺伝子異常をゲノムワイドに網羅的に解析し、新たな癌関連候補遺伝子領域をみつけた。
一方、治療ではHPV18型に対するsiRNAを用い、HPV E6,E7遺伝子発現を制御し癌細胞の増殖を抑制することができた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18591845/18591845seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18591845
ID情報
  • 課題番号 : 18591845
  • 体系的課題番号 : JP18591845