2020年9月 - 2022年3月
神経発達症児へ継続的なビデオセルフモニタリングを提供する遠隔支援技術の開発と評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
本研究は、家庭・学校でのVideo Self-MonitoringとTele-Health(遠隔支援)を併用した支援パッケージを開発し、神経発達症群の児童生徒へ継続的な行動支援 の提供を目的としている。第2年次(令和3年度)の研究では、(1)保護者および支援者に提供する支援パッケージの実施、(2)対象となる学校・園での支援会議の実施、以上の2点を達成した。 (1)については、神経発達症児を育てる保護者5名に対して遠隔保護者面接およびVideo Self-Monitoringを含むビデオフィードバックを行った。4毛月間の介入の結果,保護者の子育てに対するストレスが大きく改善した。この結果は令和4年9月に開催される国際行動分析学会(Association for Behavior Analysis International)International Conferenceで発表予定である。(2)については、令和3年5月より支援対象となる高等学校および幼稚園で遠隔技術による支援会議を計5回実施した(遠隔技術(iPadとインターネット会議サービス”Zoom”)による支援会議)。高等学校では通級支援学級での生徒の対応,幼稚園では神経発達症の診断・疑いを持つ園児への対応についての会議であった。実験者がファシリテートを行う前後での支援会議での発言数,発言内容を記録した。このデータは令和3年度のデータと合わせ,参加した教員の発言内容等に対して質的分析を用いて解析中である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K22196
- 体系的課題番号 : JP20K22196
この研究課題の成果一覧
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講演・口頭発表等
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日本LD学会第32会大会(広島) 2023年10月9日
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日本LD学会第31回大会京都 2022年10月30日
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日本特殊学会第60回大会 2022年9月19日
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ABAI International 11th International Conference; Dublin, Ireland; 2022 2022年9月3日