2016年4月 - 2019年3月
人類の宇宙進出に伴う宇宙倫理学確立のための基礎研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
最終年度である本年度の最も重要な成果として、申請時におけるプロジェクト最大の目標であった宇宙倫理学全般を扱った論文集『宇宙倫理学』(昭和堂)を予定通り出版することができた。これにより、三年間のプロジェクト期間内で「宇宙倫理学確立のための基礎研究」という課題を達成することができたと考える。
また、本プロジェクトの研究成果の公表という点でも以下のような成果が得られた。まず、京都大学で開かれた応用倫理国際会議に宇宙倫理学の研究者である Anthony Milligan 氏を招聘して、科研メンバーの報告も含めたワークショップを開催した事が挙げられる。このワークショップは、Milligan 氏周辺と当科研メンバーとの共同での論文執筆計画などにつながっており、成果発信という点で一定の効果を挙げたと言えるだろう。その他にも学会報告として、科研メンバーによる宇宙科学技術連合講演会での発表が複数行われており、宇宙科学研究者コミュニティーに対しても宇宙倫理学の成果の公表を進めることができた。第三に、論文集の編者三名による一般向け出版記念イベントも行われ、一般向けの成果公表についても一定の成果が得られた。
以上により、本プロジェクトの三年間で予定していた「人類の宇宙進出に伴う宇宙倫理学確立のための基礎研究」という課題を達成することができたと考える。今後の研究の発展としては、個々のメンバーによる成果報告が期間終了後も予定されているだけでなく、一部のメンバーを中心とする宇宙科学技術の問題を検討する別のプロジェクトが既に開始されており、部分的にはそちらに引き継がれている。
また、本プロジェクトの研究成果の公表という点でも以下のような成果が得られた。まず、京都大学で開かれた応用倫理国際会議に宇宙倫理学の研究者である Anthony Milligan 氏を招聘して、科研メンバーの報告も含めたワークショップを開催した事が挙げられる。このワークショップは、Milligan 氏周辺と当科研メンバーとの共同での論文執筆計画などにつながっており、成果発信という点で一定の効果を挙げたと言えるだろう。その他にも学会報告として、科研メンバーによる宇宙科学技術連合講演会での発表が複数行われており、宇宙科学研究者コミュニティーに対しても宇宙倫理学の成果の公表を進めることができた。第三に、論文集の編者三名による一般向け出版記念イベントも行われ、一般向けの成果公表についても一定の成果が得られた。
以上により、本プロジェクトの三年間で予定していた「人類の宇宙進出に伴う宇宙倫理学確立のための基礎研究」という課題を達成することができたと考える。今後の研究の発展としては、個々のメンバーによる成果報告が期間終了後も予定されているだけでなく、一部のメンバーを中心とする宇宙科学技術の問題を検討する別のプロジェクトが既に開始されており、部分的にはそちらに引き継がれている。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K13149
- 体系的課題番号 : JP16K13149
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
宇宙倫理学 29-43 2018年12月
書籍等出版物
1-
昭和堂 2018年12月 (ISBN: 9784812217382)
講演・口頭発表等
1-
応用哲学会(第10回年次研究大会,ワークショップ「応用哲学としての宇宙倫理学の現在」) 2018年4月8日