2017年4月 - 2020年3月
簡便に設置したアンビエント知能環境に基づく身体性を拡張する作業支援空間の構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本課題では,感覚をつかみにくい間接的な作業に対して簡便に得られたアンビエント(空間)情報を用いて人の身体性を拡張し,作業者を支援するシステムの構築を目的としている.平成30年度では特に,人の計測情報を用いた知能化空間の制御,および,遠隔操作などの情報伝達を利用した支援システム構築に関する研究を行った.
人の計測情報を利用した知能化空間の制御においては,制御を行うための情報取得手法として,対象となる人が接触する部位の空間,具体的には,就寝時における掛け寝具などの温度・湿度計測による状況の変化検出手法について,平成29年の成果をさらに検証し,異なる条件などでも有効に機能することを確認している.また,システムの小型化,より実環境に近い状態での計測手法に関する検討を行った.
あわせて,知能化空間の制御に必要な計測情報の意味づけ,変化点検出手法について検討し,実験結果をとおして,制御に必要な状況の変化を計測データを利用して検出できることを示した.
さらに,遠隔操作などでの情報伝達を想定した,遠隔情報取集システムについて,平成29年度に引き続いて,被験者実験による性能評価を行い,支援システムとしての可能性を確認した.
これらの研究開発をとおして,本研究の目的である,簡便に構築した知能化空間での制御技術,遠隔への情報伝達手法の確立につながる成果が得られた.それぞれの研究項目に関して,論文などの形で成果発表を行った.
人の計測情報を利用した知能化空間の制御においては,制御を行うための情報取得手法として,対象となる人が接触する部位の空間,具体的には,就寝時における掛け寝具などの温度・湿度計測による状況の変化検出手法について,平成29年の成果をさらに検証し,異なる条件などでも有効に機能することを確認している.また,システムの小型化,より実環境に近い状態での計測手法に関する検討を行った.
あわせて,知能化空間の制御に必要な計測情報の意味づけ,変化点検出手法について検討し,実験結果をとおして,制御に必要な状況の変化を計測データを利用して検出できることを示した.
さらに,遠隔操作などでの情報伝達を想定した,遠隔情報取集システムについて,平成29年度に引き続いて,被験者実験による性能評価を行い,支援システムとしての可能性を確認した.
これらの研究開発をとおして,本研究の目的である,簡便に構築した知能化空間での制御技術,遠隔への情報伝達手法の確立につながる成果が得られた.それぞれの研究項目に関して,論文などの形で成果発表を行った.
- ID情報
-
- 課題番号 : 17K06280
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
4-
Journal of Robotics and Mechatronics 32(6) 1211-1218 2020年12月20日 査読有り筆頭著者責任著者
-
Journal of Robotics and Mechatronics 32(2) 459-468 2020年4月20日 査読有り筆頭著者責任著者
-
2019 IEEE International Conference on Advanced Robotics and its Social Impacts (ARSO) 25-27 2019年10月 査読有り筆頭著者責任著者
-
2018 40th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC) 4997-5001 2018年7月 査読有り筆頭著者責任著者