2018年2月
2014年の長野県神城断層地震の前後における新潟県十日町市室野泥火山の溶存ガス濃度と炭素同位体比の変化
地質学雑誌
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- 巻
- 124
- 号
- 2
- 開始ページ
- 127
- 終了ページ
- 140
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.5575/geosoc.2017.0065
新潟県の室野泥火山では2014年11月の長野県神城断層地震の発生直後,メタン,二酸化炭素,エタン,プロパンの溶存濃度が地震発生前に比べて増加しているのが確認された.メタンは有機物の熱分解起源であり,地震の前後とも変わらない.一方,地震直後には熟成度のより低い石油根源岩からエタンの供給量が増加した.このように,地震による体積歪み変化は地下深部からのガスの供給量の増加やガスの供給源の変化をもたらした.
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- DOI : 10.5575/geosoc.2017.0065