基本情報

所属
東京学芸大学 大学院連合学校教育学研究科 博士課程
(兼任)東京学芸大学 教育学部 非常勤講師
学位
修士(文学)(2023年3月 都留文科大学)

連絡先
r234003fst.u-gakugei.ac.jp
J-GLOBAL ID
202301002593055249
researchmap会員ID
R000051890

 「ソーシャルメディアを中心とした社会問題の解決や修復へ向き合うために、学校教育は何を考え、行っていくのか?」という問いの基に、教科教育学(国語科)の研究へ取り組んでいます。国語科を構成・規定する言説にとどまらず、その周辺にある言説も対象としており、特定の研究領域や方法に留まらない、学際的で境域的な研究のアプローチを志向します。

 現在、国語科教育における「情報」「メディア」「社会」といった概念の形成とアクチュアリティについて調査しています。そのため、教科書や教材文、国語科教育学の先行研究、省庁の答申や調査、授業実践の報告等を分析しています。特に教材研究について、「ひとつの教材文が持つ固有性」と「一冊の教科書が持つメディア性」の双方に着目するあり方を模索しています。変化が激しいこれからの社会や時代を見据えた国語科の構築に資する教材研究や教科書研究の方法や持つべき視点について検討を進めています。

 メディア論、ケア論、および関連する諸領域や諸問題に対しても幅広く関心を持ちます。「同じではない」経験が共有あるいは共鳴する/しない時に、ある問題に対してどのような意味を持ちうるか、構造的な社会問題に対する実存の脆弱性や他者性に着目しながら探索しています。

 一貫して、オンライン空間を通じて現代メディア・社会・文化の問題を捉え、私たち=〈実存〉が「生きる力」として「言葉」を扱う学びを構築するために、国語科の枠組みを考察しています。


MISC

  7

講演・口頭発表等

  12

担当経験のある科目(授業)

  4

所属学協会

  9